大リーグで流行の「オープナー」 バムガーナーは強く反対「使えば球場から立ち去る」

[ 2019年2月10日 18:54 ]

ジャイアンツのマディソン・バムガーナー投手 (AP)
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 ジャイアンツのマディソン・バムガーナー投手(29)が、救援投手を先発登板させる「オープナー」について、強く反対する意思を示しているという。

 オープナーは救援投手を先発登板させ、短いイニングを投げさせた後に先発投手、もしくは救援投手に継投する作戦。昨季にレイズやアスレチックスがこの作戦を取ったことで、広く知れ渡ることになった。

 このオフにジャイアンツの編成本部長に就任したファーハン・ザイディ氏は、今季からオープナーを活用する可能性を示唆していたが、バムガーナーは頑として受け入れない考え。9日に開かれたファンフェスタで、ブルース・ボウチー監督は、バムガーナーから次のようなメールがあったことを明かした。「自分の登板する試合でオープナーを使うのであれば、抗議して球場から立ち去る」。

 先発左腕のバムガーナーは大リーグ10年間で通算110勝をマーク。自身の登板試合でオープナーという奇策が使われることは、先発投手としてのプライドが許さないのだろう。

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