新井さん 大好き宮本ヘッドの“愛情ノック”でより強く

[ 2019年2月9日 08:30 ]

ヤクルトキャンプを訪問し、宮本ヘッドコーチ(左)と談笑する新井氏
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 【新井さんが行く!ヤクルト編】浦添に行った日、ちょうどサブグラウンドでの特守に立ち会うことができた。(山田)哲人は体力があるね。1時間くらいかな。若い頃を思い出す。ヘッドコーチの(宮本)慎也さんは毎日誰かの特守でノックを何百本も打っているそう。厳しさの中に愛情がある。本当は優しい、大好きな先輩だ。

 新人の頃はシーズン中も毎日特守。試合前から泥だらけだった。慎也さんの目には「とんでもない練習をやらされているなあ…」と映っていたんだろうね。ウオーミングアップしながら「新井、頑張れ」とよく声をかけてくれた。WBCや五輪で人柄に触れ、いろんなことを教わった。

 ヤクルトは去年のオープン戦から明らかに変わったなと感じていた。打者が簡単にアウトにならない。追い込まれても球数を投げさせたり、逆方向へ打ったり。手ごわくなると思っていたら、その通りになった。

 慎也さんは「河田さんと(石井)琢朗が助けてくれる」と言っていた。実際16、17年の広島の連覇は両コーチの存在を抜きには語れない。河田さんは普段は明るくても、叱る時は愛情を持って叱ってくれる。琢朗さんは引き出しが多い。練習量は多いけど、いろんな工夫をして選手を飽きさせない。遅い時で夜8時くらいまで練習しているそう。ますます強くなるね。

 おわりに。つばくろー。いつもありがとうね。めっせーじ、ちゃんと、とどいているよ。また、あえるひを、たのしみにしてるね。(スポニチ本紙評論家)

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2019年2月9日のニュース