木田画伯 アリゾナ入り!Wオオタ相手に“奮投”ツラくも楽しい2年ぶり打撃投手

[ 2018年2月11日 10:00 ]

木田画伯、Wオオタ相手に2年ぶり打撃投手
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 日本ハム・木田優夫GM補佐(49)による今回の「木田画伯の球界絵日記」は「アリゾナバージョン」です。今月4日まで沖縄・国頭の2軍キャンプを視察し、その日のうちに1軍がキャンプを行っている米アリゾナ州のスコッツデールに向けて出発。5日(日本時間6日)にチームに合流しました。青空の下、心地よい気候で選手も順調に調整。7日(同8日)には2年ぶりの打撃投手も務めました。

 沖縄の国頭で行われている2軍キャンプの第1クールを視察してからアリゾナ州のスコッツデールに移動してきました。

 当地は快晴が続いて練習スケジュールも順調に消化しています。そのため各選手の打撃練習の量も増え、打撃投手やコーチ陣などフリー打撃で投げている人の疲労がたまり、とうとう2年ぶりに僕に「出番」が回ってきてしまいました。

 去年は城石(打撃)コーチからの要請がなかったので、登板機会はなかったのですが、今年は早い時期から「準備しておいてください」と言われていたので、1月の仕事の合間などに何回かキャッチボールもしていました。今回は全体練習が終了した後の個人練習で大田泰示選手と太田賢吾選手の「Wオオタ」と対戦することになりました。特に大田泰示選手とは一応「巨人・ドラフト1位」という共通点があったので、メディアにも取り上げられました。

 そんな皆さんが注目してくれた登板だったのですが、とにかく打球に当たりたくなかったので、良いボールを投げようとか、そんなことよりも、いかにネットに隠れながら投げられるか、を最優先にしました。そのため、投げたボールはカット気味に入ってしまったり、シュートしたり、かなり動いてしまいました。2人にとってはかなり打ちづらい打撃投手だったと思います。実際、2人が見逃すことが多く、ストライク率も悪いのかな、と思っていましたが、城石コーチによると、動きすぎて打つのをやめていたそうです。

 日頃の運動不足がたたって、登板後はマウンド付近からしばらく動けないほど疲れ果ててしまいました。それでもボールを投げる楽しさと、グラウンドで動く気持ちよさを思い出させてくれた時間でした。 (日本ハムGM補佐)

 ≪投げ終え倒れた木田画伯…次はない宣言?!≫アリゾナキャンプ1年目だった16年2月以来、2年ぶりに打撃投手を務めた木田GM補佐は、大田と太田に約15分で100球以上を投球。日頃の運動不足で最後はヘロヘロになりながらも投げ続け、登板直後はマウンド付近に倒れ込んだ。直後の緊急会見では「本当に疲れた。やらなきゃよかった。次回はない」と早くも“引退”を宣言し、報道陣を笑わせていた。

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2018年2月11日のニュース