ロッテドラ1安田 紅白戦「4番・三塁」でマルチ安打「60点ぐらい」

[ 2018年2月11日 05:30 ]

ロッテ紅白戦   紅組4―0白組 ( 2018年2月10日    石垣市営 )

紅白戦の4回、先制のホームを踏んだ安田はナインの出迎えを受ける
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 3連休の初日、南の島で歓声が起こった。ロッテのドラフト1位・安田(履正社)は今キャンプ初実戦となった紅白戦に「4番・三塁」で起用され、4回2死から左腕・成田の直球を右前へ鋭く運んだ。

 「高めの球を上からしっかりと叩けた。いい打球でした」。その後、清田の四球で二塁へ進むと、入団テストを受けているペゲロ(BCリーグ富山)の右前打で生還。井口政権となった新生・ロッテの「初得点」も記録した。

 9回には安江の直球を右前打。マルチ安打でデビュー戦を飾り、守備でも5度の機会を無難にこなした。「ヒット2本だったので60点くらい。ただ、初めてにしては上出来だったと思います」。落ち着き払った様子は、18歳らしくなかった。

 シート打撃では9打席目で初安打と苦しんだが、評価は急上昇。井口監督は「一番、雰囲気があった。実戦をやり、タイミングが取れ始めた。対応力は(現役時代の)僕らとは違う」と絶賛。金森打撃コーチも「4番でも遜色なかった。(4番は)他に誰がいるの?」と今後も4番で起用する考えだ。

 同2位・藤岡裕(トヨタ自動車)が3安打1打点、同4位・菅野(日立製作所)も1安打。ちょっと気は早いが、新人3人以上が開幕スタメンとなれば、球団創設の50年以来68年ぶりだ。「近い将来、4番を打ちたい」。2リーグ制以降、開幕戦で高卒新人野手で「4番」を任された選手はいないが、このルーキーには、そんな期待も持たせてくれる。 (福浦 健太郎)

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2018年2月11日のニュース