楽天ドラ6西巻 スイング鋭く2安打 ケガの藤田代役から梨田監督「ビックリ」

[ 2018年2月11日 05:30 ]

シート打撃で高梨から左前打を放つドラフト6位・西巻
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 体は1メートル67と小さくても、スイングは見た目以上に力強い。楽天のドラフト6位・西巻(仙台育英)がシート打撃で3打数2安打とアピールした。まずは、ドラフト1位・近藤(岡山商大)と対戦。2ボールからの内角低めの直球を強振。左中間を割り三塁まで到達した。「しっかり振ることをテーマにやってきた。それができました」と振り返った。

 侍ジャパン候補でもある高梨との対戦では内角直球を詰まりながらも左前に運び「詰まったが、しっかり振れたので安打になった」と胸を張った。守備力ほど前評判の高くなかった打撃で好結果。梨田監督は「打つ方は時間がかかると思ったけどビックリ」とニンマリ。特打では、自ら打撃投手を務める熱の入れようだった。

 当初、キャンプは2軍スタートだったが、負傷離脱した藤田に代わり1軍入りすると走攻守でアピール。13日から沖縄・金武町で行われる2次キャンプでも「先輩方からいろいろと吸収できれば」と1軍メンバーにも生き残った。

 昨年は日本ハム・清宮、ロッテ・安田らとともにU―18日本代表として世界と戦った「清宮世代」でもある。仲間の活躍はSNSなどでチェックしており「負けたくないですね」。同世代の出世頭を目指し、開幕1軍も貪欲に狙っていく。 (黒野 有仁)

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