由伸監督 レギュラーは坂本勇だけ 若手よ「大いにチャンス」

[ 2018年2月1日 08:44 ]

厳しい表情でミーティングに臨む高橋監督(右端)
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 熾烈(しれつ)なレギュラー争いが宮崎で幕開けする。巨人・高橋監督はミーティングを行ったホテルで明確なテーマを掲げた。

 「ショート以外は大いにチャンスがある。ここ(のポジション)というよりも、ほとんどがチャンスと思う」

 ポジションを保証されているのは主将の坂本勇だけ。レギュラーを任されるマギー、新外国人のゲレーロも他選手との兼ね合いでポジションは流動的。昨季2000安打を達成した阿部でさえ、自らの力で定位置を奪い取らなくてはならない。

 今春は例年以上に「若い選手に期待するキャンプ。1軍は若手が多い。じっくり見たい」と指揮官。下半身のコンディション不良で1軍から3軍に合流した橋本到の代わりの追加招集は見送った。

 あえて若手の競争用に1枠空ける。「そう捉えてもらってもいい。いつと言わず、いいアピールをしてくれたときに上げる」。9、12日には紅白戦(サンマリン宮崎)も実施。14日からの沖縄2次キャンプ行きへ、首脳陣を納得させる「売り込み」を待っている。

 打力向上へ新たなアイテムを導入する。秋季キャンプのようなバットを振り込むキャンプ。その中で「PUSH BAND」という加速度計を使う。バーベルを上げたり、メディシンボールを投げる際に前腕に装着し、スピードを計測。バットを押し込むスイングスピードに応用する。すでにメジャーではレッドソックスやレンジャーズが導入している。

 内野は吉川尚や岡本、山本、外野にも重信ら若手がひしめく。11年ぶりのBクラスからリーグ優勝へ、激しく火花を散らす。 (川手 達矢)

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2018年2月1日のニュース