阪神・矢野2軍監督 求む!超積極性 これぞ「1軍が求めている選手」

[ 2018年2月1日 05:30 ]

高知龍馬空港に到着し、花束を手に笑顔を見せる矢野2軍監督(右)と岡崎
Photo By スポニチ

 矢野燿大監督(49)が率いる阪神2軍も1日、高知・安芸でキャンプイン。「超積極性」をテーマに掲げて選手育成、そして一人でも多くの選手の1軍昇格を目指していく。

 「昨年の秋季キャンプも同じことを言ったが、(今キャンプで)第一にしたいのは積極性。いや、超積極性やね。プレーはもちろん、ふだんの考え方や言動も含めて」

 ファームの目的は1軍戦力の育成。どうすれば1軍に昇格できるのか、新2軍監督は過去2年の1軍コーチ経験をもとに「1軍が求めている選手」を若手に提示するとともに核となる姿勢の大切さを説いた。

 積極性を身につけるために必要としたのが準備だ。その具体例を打者、投手に分けて説明した。

 打者 初球から振っていこうとすればネクストバッターサークルでしっかり体を動かしておくことと、ベンチでは相手バッテリーの攻め方を観察しておかなければならない

 投手 カウントを2ボールにすれば、ストライクを取りにいくボールを狙われる。初球からゾーンを狙って攻めていくことが大事。ボールから入るのはダメ。

 やるべきことをやらずに招く失敗を問題視している。その野球観は1軍の金本監督と同じ。東北福祉大でともにプレーし、昨年までの2年間は「監督」と「作戦兼バッテリーコーチ」としていっしょにベンチにいた。つまり矢野2軍監督に認められれば、1軍が求めている戦力になり得るということだ。「どういう野球をしたいのか、2年間一緒にやってズレは感じていない」と同じ目線で見てもらえるのは選手にとっては大きい。

 さらに「諦めるな」「誰かを喜ばせるためにやろう」とも付け加えた。言葉を実践した先に若虎の道は開かれている。

続きを表示

2018年2月1日のニュース