斎藤佑 揺れる背水シーズン オフほぼ無休「ダメだったら…不安も」

[ 2018年2月1日 08:32 ]

2日連続でブルペン入りした斎藤
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 最高のシーズンにする!2月1日からの春季キャンプに備えて米アリゾナ州に滞在している日本ハムナインは30日(日本時間31日)、当地の施設で合同自主トレを実施。斎藤佑樹投手(29)は2日連続でブルペン入りして30球を投じた。昨季1勝からの巻き返しを狙う右腕は、今季目標を「キャリアハイ」に設定した。

 アリゾナの青空に乾いたミット音が響いた。キャンプインまであとわずか。下半身主導のフォームでリズム良く30球を投じた斎藤は、今季の目標を問われて表情を引き締めた。

 「いよいよキャンプが始まる。オフはこれ以上ないぐらいやり切ったと思ってる。目標はキャリアハイです」

 早実時代の06年夏の甲子園で全国制覇。ハンカチ王子としてブレークした。早大を経て10年ドラフト1位で入団。しかし、プロではコンディション不良もあって思うような成績を残せず、ここまでの自己最多は1年目だった11年の6勝だ。昨季は本拠地の札幌ドームで行われた5月31日のDeNA戦で実に623日ぶりの白星をマークしたが、結局1勝止まり。今季に懸ける思いは誰よりも強い。

 オフも千葉・鎌ケ谷の2軍施設や都内のジムなどで、ほぼ無休で自主トレを積んできた。定期的にブルペン投球も行っており、2月1日のキャンプ初日にも投球練習を行う予定。アリゾナでのキャンプ期間にも3試合の実戦が組まれており「とにかく競争だし、自分としてはアピールすることが必要になる。どこかで投げると思うし、しっかり準備する」と意気込みを語った。

 プロ8年目となる今季は30歳を迎える節目のシーズンでもある。「これだけ自主トレをしてきたので、ダメだったら…、という不安もあります」と現在の心境も明かしたが、すでに背水の覚悟は固まっている。5位からの巻き返し、そして2年ぶりの日本一を目指すチームに貢献する。(山田 忠範)

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2018年2月1日のニュース