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【伊東勤の野球論】二遊間も中堅も大事だが最重要は…

昨季日本一に輝いたソフトバンクの甲斐(左)と東浜のバッテリー
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 ≪(4)守備編≫個人的には「1―0」の勝利が好きだ。お客さんには乱打戦の方が喜ばれるだろうけど…。先日、野球殿堂博物館(伊東氏は17年1月に野球殿堂入り)にお邪魔して拝見したが、歴史をさかのぼると米国発祥の野球は「点取りゲーム」がスタートだったようだ。

 日米の違いもあるだろう。私は日本で育ったので、点をやらなければ試合に勝てると教育されてきた。私の根本にあるのは、やっぱり1―0で勝つ野球。でも一振りで4点が入るのも野球だからね。

 センターラインが大事というが、それはそのポジションに一番打球が飛ぶから。一番多く打球を処理するのは二塁手と遊撃手で、やることも多いし、正確さも要求される。中堅手は当たり前だが守備範囲の広さが求められる。今なら西武の秋山やソフトバンクの柳田。私が現役のとき、西武には秋山(幸二=前ソフトバンク監督)がいた。オリックスの全盛期には田口がいて、右翼にはイチローがいた。彼らが守ることで長打が出ない。二塁打が単打に、三塁打が二塁打になってしまう。外野のミスは失点に直結する。不安があればバッテリーは「あそこに打たせたくない」と配球が慎重になり、球数も増えてしまう。

 個々の守備力は秋のキャンプで磨いて、チーム練習は春のキャンプでやる。「守備はできるまでやろう」と始めても完成しないこともある。そうなると「確率を上げよう」となる。メンバー固定は理想だが、攻撃力の兼ね合いもあるから難しい。ひとつ確かなのは一番重要な守備はバッテリーだということだ。

[ 2018年1月14日 11:30 ]

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