牧田、大谷との対戦心待ち パドレス入団決定直後にメッセージ

[ 2018年1月11日 06:06 ]

持ち味のサブマリン投法でメジャーに挑戦する牧田
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 西武からポスティングシステムによりパドレスへの移籍が決まった牧田和久投手(33)が10日、埼玉県所沢市の西武球団事務所で移籍会見を行った。古巣と新天地のチームカラーであるネービーのネクタイに感謝と決意を込めた牧田は晴れやかな表情だった。

 「凄く強い球団ではないけど、若手が多いやりがいのあるチーム。アンダースローは強みだと思うので持っているものを出し切るだけ。投球スタイルは変えません」

 日本時間7日にパ軍入りが正式決定すると、直後にある男にメッセージを送った。「連絡は取り合っていたので“対戦する機会があれば楽しみにしている”と伝えた」。送り先はエンゼルス・大谷。キャンプ地はパ軍がピオリア、エ軍はテンピと同じアリゾナ州で、オープン戦も2月25、26日(日本時間26、27日)に組まれている。「(返事は)返ってきてなかったと思います」と苦笑いしたが、返信同様、対戦も待ちきれない様子だ。

 レンジャーズからも獲得の話はあったが、偉大な先輩の後押しが決め手だった。パ軍の球団アドバイザーである野茂英雄、斎藤隆両氏から電話で「最大限サポートする」と告げられ決断した。「分からない部分が多く、サポートしてもらえると思い決めた」と語った。

 日本ハム・レアードの寿司ポーズなどを念頭に「渡米する前に何かネタを一つ覚えてコミュニケーションを取れるようにしたい」と笑った。契約には登板数に応じて出来高もついている。「決めポーズ」が数多く出れば、おのずとチームへの貢献も増す。投球フォームと同様、「ユニーク」さで、米国で戦いに挑む。 (春川 英樹)

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2018年1月11日のニュース