ロッテ春季C臨時コーチに島田誠氏 井口監督2度盗塁王に導いた恩師

[ 2018年1月11日 06:46 ]

ダイエー時代に島田誠コーチ(左)とハイタッチする井口監督
Photo By スポニチ

 ロッテが2月の沖縄・石垣島で行う春季キャンプに元横浜ヘッドコーチの島田誠氏(63)を臨時走塁コーチとして、招へいすることが10日、分かった。

 島田氏は97年から06年まで10年間、ダイエー、ソフトバンクで1、2軍の外野守備走塁コーチを務めた。96年にドラフト1位で入団しながら4年間で34盗塁と伸び悩んでいた現役時代の井口監督をマンツーマン指導し、01年に44盗塁で初タイトルへ導いた。03年も2度目の盗塁王へ導くなど走塁の「恩師」と言える存在。キャンプ初日から10日間程度、指導の予定だ。

 当時、盗塁の面白さに気づいた井口監督は、さらに走ろうと配球を読み、出塁することを考え、ボール球に手を出さなくなった。四球が増え、打撃成績も比例するように上昇。01年の史上3人目となる30本塁打&40盗塁達成へつながった。

 昨季のロッテはリーグ最少の479得点、盗塁もリーグ3位の78だった。球団ワースト記録を更新する87敗を喫し、最下位に沈んだ。再建を託された指揮官は「チーム全体で積極的にもっと走れるようにしたい」と「走塁改革」を掲げる。そのためのコーチは万全の布陣を敷いたが、通算352盗塁の“師匠”の加入はさらなる「追い風」になりそうだ。

続きを表示

2018年1月11日のニュース