阪神ドラ3熊谷は“変人” 最初は猫かぶり一気にブレークへ

[ 2017年12月5日 07:58 ]

かつて上本が背負った4を披露するドラフト3位の熊谷
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 はじめまして、宮城出身の熊谷です。クマガヤではありません。クマガイって読みます。よろしくお願いいたします…。

 「熊谷は(出身の)東北では多いので、クマガイって当たり前なのですけど。関西ではクマガヤとよく間違えられます」

 心配ご無用。阪神・熊谷の読み方はすぐに虎党に浸透するはずだ。なにせ、オモロイやつなのだから。

 「自分では真面目だと思っているんですけど、周りからは変人と呼ばれます」。なぜ、そう呼ばれるのか分からないと、とぼけてみせたが…。「大学の寮ではひとりで爆音で歌っています。替え歌とかもしますね」。私生活を語れば語るほど、その“変人ぶり”が明らかとなった。

 ただ、底抜けの明るさは、プロで生き抜く上での武器にもなる。「ベンチでは明るくしていきたい。誰かが元気を出さないといけないですし。そういうところからアピールしていきたいと思います」

 ならば、クマガイと覚えてもらえる一発ギャグも披露したいところだが…。「まずは野球をがんばって。そこから徐々にあか抜けていきたい」。当面は本業の野球に集中する構え。活躍するまでは様子見に終始するが「猫をかぶっている間は、まだ未熟ものです。活躍したら徐々にですね」としたたかさもチラリと見せた。

 「猫」をかぶる必要がなくなれば、待つのは「スター街道」しかない。猫で連想させるのが、お笑い芸人「にゃんこスター」。結成わずか5カ月で大ブレークを果たした勢いに、あやかりたい。こちらの猫ならぬ、クマも即戦力。開幕から、自慢の守備と俊足で虎党の度肝を抜く。

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