“鉄人”丸、来季も全試合出る!浩二、衣笠に並ぶ5年連続

[ 2017年12月5日 05:30 ]

来年1月1日午後2時半から放送のRCC中国放送「カープ日本一TV2018」の収録で、青空の下笑顔を見せる(左から)坂上俊次アナ、丸、松山、うえむらちか
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 ハワイ優勝旅行に参加中の広島・丸佳浩外野手(28)が4日(現地時間3日)、来季に向けて球団史上4人目となる5年連続での全試合出場を目標に掲げた。あと53安打に迫った通算1000安打の早期達成にも意欲。この日は来年元日放送の「カープ日本一TV2018」(RCC中国放送、午後2時30分〜)の収録に臨んだ。

 個人成績の目標を口にすることは、めったにない。そんな丸にも決して譲れないモノがある。それが連続試合出場の継続。V旅行中のハワイで、決意のほどを明かした。

 「試合に出続けることは、僕の中で数少ないこだわり。そこだけはモチベーションというか、ハッキリとした目標」

 13年5月20日のロッテ戦から675試合連続出場。今季も完走し、14年から続く全試合出場は4シーズンとなった。来季も目標達成となれば、5年連続。過去に球団では衣笠祥雄、山本浩二、山崎隆造の3人しか達成していない“レジェンド記録”に到達する。

 「休みでも全く体を動かさないということはなかった。(休まないことが連続出場を続けるために)一番確率が高いと思ってやっている」

 “鉄人”の道を歩むため、自らを律する生活を続けてきた。シーズン中は休日もほぼ欠かさず、マツダスタジアムへ。練習や体のメンテナンスに努めた。その結果、今季は自身初の打撃タイトルとなる最多安打(171安打)を獲得。さらに、打率・308に加え、いずれも自己最多の23本塁打、92打点の成績を挙げ、リーグMVPに輝いた。

 脂の乗った28歳は来季、大きな節目を迎えることとなりそうだ。入団3年目の10年にプロ初安打を放ってから、足かけ8年で947安打を積み上げてきた。1000安打まではあと53本。順調にいけば来季の達成は確実だが、3連覇のために早期達成を誓った。

 「一つの節目じゃないけど、モチベーションになる。そこを早く達成できれば、チームへの貢献にもつながる。早いうちに達成したい」

 そんな“練習の鬼”もハワイでは非日常的な空間を味わい、体を休めている。「なかなか来られるところではないし楽しい。初めての軽装でのゴルフもやりやすかった」。帰国日の6日(日本時間7日)までリゾートを謳歌する。 (柳澤 元紀)

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2017年12月5日のニュース