DeNAドラ1浜口 両リーグ新人最多8勝「新人王は意識しない」

[ 2017年8月28日 05:30 ]

セ・リーグ   DeNA7―3ヤクルト ( 2017年8月27日    神宮 )

<ヤ・D>8勝目を挙げた浜口
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 両リーグ新人最多の8勝目を挙げたDeNA・浜口は「もう少しやれたかな」と苦笑いした。それでも6回1/3を3失点で2位・阪神に2・5ゲーム差と迫る勝利をもたらし、充実感を漂わせた。

 前回20日の巨人戦では制球難から初回に4失点。今回は「しっかり腕を振った」とチェンジアップを有効に使って2回まで完全投球に抑えた。3回無死一、三塁では山中のスクイズを素手でつかみ、本塁で補殺。自らの好守でピンチを切り抜けた。なおも1死満塁で後続を断ち「しっかり0でいけたのはよかった」と振り返った。

 ラミレス監督も「スピードもスタミナもあった」と及第点を与えた。浜口にとって8勝は最初のハードルだった。「昨年の今永さんの8勝が一つの目標だった」。同じドラフト1位の大卒左腕が新人だった昨季記録した勝利数に追いついた。それでも「まだ並んだだけ」と慢心はない。次は2桁勝利。新人で10勝を挙げれば球団では97年の川村丈夫以来20年ぶりとなり、新人王も見えてくる。

 「新人王は意識しない。チームの勝利に貢献したい」という22歳だが、同じ大卒の中日・京田の活躍に刺激を受けている。「守備もうまく、足も速い。打撃もいい。それに1年間出場を続けている。ここから負けないようにしたい」。16年の日米大学野球で日本代表としてともに戦った京田が最大のライバル。白星を重ねたとき、球団では15年の山崎康以来のタイトルが待っている。 (君島 圭介)

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