選手会 巨人に再検討要求 山口俊の処分「不当に重い」

[ 2017年8月28日 19:06 ]

会見する山口俊
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 日本プロ野球選手会(嶋基宏会長=楽天)は28日、巨人・山口俊投手(30)が都内の病院で男性警備員を負傷させたなどとして今季終了までの出場停止と罰金、減俸を科されたことに対し、処分が「不当に重い」として巨人に抗議、再検討を求めたと発表した。合わせて熊崎勝彦コミッショナーに適切な裁定や調査を要求した。

 選手会は、今回は逮捕に至った事案ではなく被害者と示談が成立していることから、前例に照らしても総額1億円以上の罰金、減俸は「重すぎる」と主張。また、球団が契約解除(解雇)をちらつかせて入団時に結んだ複数年契約の見直しを迫り、この契約見直しで数億円の金銭的なペナルティーを与えたとしている。選手会側「深刻な問題として看過できない」とし、独占禁止法で禁止される優越的地位の乱用に当たると抗議している。

 これに対して読売巨人軍広報部は「処分は妥当と考えています」とコメント。熊崎コミッショナーは「真摯に受け止め、実行委員会に報告する」と話した。

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2017年8月28日のニュース