プロ野球賭博で山口組系組幹部に有罪 毎週20万円前後の利益

[ 2016年12月26日 10:48 ]

 プロ野球などの試合で賭博を開いたとして、賭博開帳図利罪に問われた指定暴力団山口組系組幹部の三宅雅剛被告(43)と元組員福岡勝美被告(36)に、東京地裁は26日、いずれも有罪判決を言い渡した。三宅被告が懲役2年、執行猶予3年(求刑懲役2年)、福岡被告が懲役1年6月、執行猶予3年(求刑同1年6月)。

 伊藤ゆう子裁判官は「毎週20万円前後の利益を上げていた。犯行は常習的で賭博の規模も小さくない」と指摘した。

 事件は、プロ野球巨人の笠原将生元選手(25)=賭博開帳図利ほう助などの罪で有罪確定=が関与した賭博をきっかけに発覚した。

 判決によると、両被告は元組員の男(37)=一審で有罪=と共謀し、2014年3〜10月のプロ野球と高校野球計22試合で賭博を開き、客から賭け金計127万円を集めた。(共同)

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2016年12月26日のニュース