今年ノーアーチですみません…今成 来季こそ「虎男」やります

[ 2016年12月26日 05:30 ]

今成はクイズの問題に自信満々で答える
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 阪神の北條史也内野手(22)ら4選手が25日、大阪市内のホテルで開催されたファンクラブイベント「クリスマスパーティー」に参加。今成亮太内野手(29)は来季も“盛り上げ隊長”を務めることに意欲を見せ、今季はできなかった「虎男(とらお)」パフォーマンスの来季披露を約束した。

 「今成サンタ」のプレゼントは「アーチ&虎男パフォーマンス」の公約実現だった。約240人が詰めかけたファンクラブ対象の「クリスマスパーティー」昼の部に梅野と2人で参加。アーチ0に終わった今季、本塁打を放った時に用意してあった、とっておきのパフォーマンスを、来季こそ披露すると意気込んだ。

 「ホームランがなかったんでね…。ホームランを打ったら松田さんから“やれ”と言われているんで、機会があれば(来季に)やりたい」

 事の発端は今年1月のグアムだった。新たにチームメートとなった糸井(当時オリックス)らとの合同自主トレに、同じ敷地内で自主トレしていたソフトバンク・松田らも合流。球界きっての“お祭り男”から、自身の決めゼリフ「熱男!(あつお)」と同じように、本塁打を打てば「虎男!」と叫べ、と強引な指令を受けた。今成も自他ともに認めるチームNo.1の盛り上げ役。披露する機会を虎視たんたんと狙っていたが、残念なことに4年ぶりの本塁打なしで、お蔵入りとなっていた。

 チームは新選手会長に狩野、新キャプテンに福留が就任した。2人がチームのあるべき姿の一つとして目指すのは、クールなイメージがある阪神のベンチを明るく、熱くしたいということ。その分野では当然、今成にかかる期待は大きい。

 「それが僕の特徴でもある。僕も来年30歳になるし、若いヤツらもどんどんやってほしい」

 この日もエンターテイナーぶりを存分に発揮し、ファンをおおいに沸かせた。お立ち台で「虎男!」と叫ぶ機会があればあるほど、甲子園のスタンドも、チームのムードも盛り上がることは間違いない。そのためには、まずは1軍でしっかり居場所を確保することが先決だ。「どこ(のポジション)でもできる準備をしてキャンプに挑みたい」。猛虎が誇る「マルチプレーヤー」として、さらに牙を研ぐ。 (山添 晴治)

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2016年12月26日のニュース