阪神 最速159キロ右腕メンデスと合意 守護神候補に

[ 2016年11月21日 05:30 ]

 阪神は19日、獲得を目指していたロマン・メンデス投手(26=レッドソックス傘下3A)と来季の選手契約に合意したことを発表した。正式契約は12月に行われるもよう。

 最速159キロを誇る右腕は、2007年に17歳でレッドソックスと契約を交わし、レンジャーズへ移籍した14年7月にメジャーデビューすると、通算45試合で0勝2敗、防御率3.09。今季もマイナーながら、すべて救援起用され32試合で4勝2敗、防御率3.38の数字を残している。

 カットボール、ツーシームを操り、威力ある直球で奪三振の山を築いていく豪腕は、リリーフに適任。チームは今季、マテオ、ドリスらを起用しながら、最後まで守護神を固定することができなかったことも低迷した要因と言える。来季のV奪回へ、重要な補強ポイントを、メンデスで埋めることになりそうだ。

 野手の助っ人では、主軸候補のエリック・キャンベル内野手(29=メッツ)との来季契約が大筋で合意している。今オフの補強最大の目玉である糸井も含めて、猛虎の補強は着々と進んでいる。

 ◆ロマン・メンデス 1990年7月25日生まれ、ドミニカ共和国出身の26歳。07年7月にレッドソックスと契約。10年にレンジャーズへ移籍し、14年7月8日アストロズ戦でメジャーデビュー。15年途中に再びレッドソックスへ移籍。今季は3Aで32試合4勝2敗、防御率3.38。メジャーではすべて救援で45試合に登板し0勝2敗、防御率3.09。1メートル91、107キロ。右投げ右打ち。

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2016年11月21日のニュース