早実・清宮 今年初の左方向78号 “苦手”左腕から「自信になった」

[ 2016年11月21日 05:30 ]

磐城高校野球部創部110周年記念試合・第1試合 ( 2016年11月20日    いわきグリーンスタジアム )

<磐城・早実>6回2死、左越えソロを放つ早実・清宮

 早実(東京)の清宮幸太郎内野手(2年)が20日、福島県いわき市のいわきグリーンスタジアムで行われた「磐城高校野球部創部110周年記念試合」に出場し、磐城(福島)との第1試合で高校通算77、78号となる2本塁打を放った。3回の右越え120メートル弾に続き、6回は左投手から今年初の左方向への一発。2016年最後の対外試合で注目のスラッガーが進化した姿を見せた。

 珍しい弾道だ。6回2死、清宮は左腕・佐々木に変化球で追い込まれたが、3球目の外角高め直球を振り抜いた。打球は高々と舞い上がり、両翼100メートルのフェンスを越えて左翼席で弾んだ。

 「左投手に苦戦していた部分があった。逆方向を意識した結果のホームランだったので、成長したかな。自信になった」

 今秋東京都大会決勝の日大三戦。左腕・桜井のスライダーに苦しみ、5打席連続三振を喫した。「ああなって左投手への意識が大きく変わった。開かずに、胸を(投手に)見せないように」と右肩が開く点を改善した。実に逆方向への一発は昨年5月3日、九州国際大付(福岡)との練習試合以来、1年半ぶり。今年最後の対外試合で清宮が進化した姿を見せた。

 3回の第2打席では、右腕・松本亘の内角低め直球を右翼席へ120メートルの特大弾を放った。マルチアーチで高校通算78本塁打。今年は練習試合が解禁となる3月から9カ月間で56発と、驚異的なペースで量産したが「(数字は)意識していない」と無関心を貫いた。

 和泉実監督は「マークがどんどん厳しくなっているが、その中で仕留めている。凄いねえ」と目を細めた。記録はどこまで伸びるだろうか。秋の都大会を制したチームは、来春センバツ出場は決定的。冬の課題について、清宮は「体力的な部分で成長する時期。妥協しないで全体的にレベルアップできれば。これからが勝負」と、1年夏以来の甲子園に目を向けた。 (川島 毅洋)

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