大谷 メジャーの打球!100キロボディー効果「凄くいい」

[ 2016年1月25日 05:30 ]

フリー打撃で汗を流す日本ハム・大谷

 「16年版ボディー」は手応え上々だ。日本ハム・大谷が、千葉・鎌ケ谷の室内練習場で約1時間半のフリー打撃を行った。マシンや打撃投手の球を振り込んだ合間に先発右腕の上沢とも対戦。打撃投手以外の「生きた球」を打つのは今年初めてだったが、鋭い打球を連発し「振っている感じは凄くいいかなと思います」と好感触を口にした。

 大谷に10球ほど投げた上沢からは「でかくなった。大リーガーに投げているみたい。飛ぶんだろうなと思った」と感嘆の声が上がった。投打で一段階上のパフォーマンスを求め、オフはレンジャーズのダルビッシュに師事して食事とトレーニングで増量。昨年11月の「プレミア12」終了後に93~94キロだった体重は今月中に102キロまでボリュームアップした。今後は98~99キロまで絞っていくと同時に、その肉体を「どう使うか」に重点を置き技術練習を重ねる。

 「大きくした体をうまく、かつ負荷なく使えるのかというところ。ちゃんと操作しないと、思ったように動けなかったりする」。上沢の投球は5割程度だったが、先発ローテーション候補の球で確認できた意味は大きい。「打撃投手の球より伸びがあったり、上背がある(1メートル87)ので角度がある。いい練習になった」とうなずいた。この日は右足を上げずにすり足で打ち「足を上げなくても飛距離は出る。上げるなら上げるでもいいし」とキャンプ中も試行錯誤する意向を示した。

 昨季は投手部門3冠を獲得したが、打撃は打率・202、5本塁打と不振。「ボールを投げている感覚も悪くないかなと思います」と投手としても進化への手応えを口にする新ボディーを、さらに仕上げていく。(大林 幹雄)

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