マシン打撃再開の阪神ドラ1高山 2・11ハンファ戦出場に現実味

[ 2016年1月25日 08:50 ]

阪神新人自主トレでノックを受ける高山

 前日23日からマシン打撃を再開したドラフト1位・高山俊外野手(22=明大)は、完調での高知・安芸キャンプ入りを宣言し、掛布2軍監督にとって初の対外試合となる2月11日の韓国・ハンファとの練習試合(安芸)出場が現実味を帯びてきた。

 「(バットは)振ろうと思えば100%で振れます。それでも、やっぱり前から来るボールなのでティーと同じ感覚でやろうとしても上手くいかない。いろいろ試行錯誤しながらなので」

 100%という言葉から昨年10月に負った右手有鉤(ゆうこう)骨骨折の影響はほぼ皆無になったと推測できる。鳴尾浜の室内練習場でのマシン打撃では、再開した23日の「2分×3セット」から、この日は「2分×4セット」と自ら“増量”を求めバットを振り込んだ。骨折、手術から約3カ月のブランクがあり、打撃フォームにも微妙なズレと言ったものを感じている。「間隔が空き過ぎちゃったので、構えも大学の時とは変えてと言うよりは(変わっている)。構えている姿を鏡などで見て、考えながらやっている」と本来の姿を探している。

 「3カ月間打たないことも初めてだけど、その間にいろいろ考える時間があった。筋肉の使い方であったり体の使い方であったり。食生活もそうですけど考える時間が長かったから、今やれることもある」。怪我の功名とすべく、下半身の筋肉バランスを見直しながら、さらなるパワーアップを図っている最中だ。

 キャンプへの持参品を問われ「どういう形か分からないので、まずは万全な自分を仕上げて行きたい」と言い切った。その言葉を信じるならば、「2・11」に高山の名前があるはずだ。(久林 幸平)

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2016年1月25日のニュース