楽天 開幕戦48年ぶり薄暮試合、“最速”16時プレーボール

[ 2016年1月25日 06:30 ]

雪が積もるコボスタ宮城。開幕に向けて改修工事を進めている

 2016年シーズンは「ニューコボスタ」で幕を開ける。楽天が3月25日のソフトバンクとの開幕戦(コボスタ宮城)の試合開始時間を午後4時に設定したことが24日、分かった。平日ながら夜間は寒さが予想されるためで、プロ野球で「薄暮開幕」は実に48年ぶりとなる。当日は約30億円をかけて天然芝などに改修した球場のお披露目。4年連続開幕投手が内定している則本昂大投手(25)が、薄暮の空の下で第一球を投じる。

 デーゲームでも、ナイターでもない。楽天にとって、12年以来、2度目の本拠地開幕は午後4時にプレーボールがかかる。開幕戦が「薄暮試合」となるのは、68年4月6日の西鉄―近鉄戦(午後5時、平和台)以来、48年ぶり。今季の公式戦の試合開始時間は未発表だが、当日は平日の金曜日だけに、6球場で最速開幕となる見込みだ。

 東北をフランチャイズとする球団にとって、春先の平日の主催試合の開始時刻は毎年の悩みの種。気温が高いデーゲームだと客足が鈍り、ナイターでは動員が見込める一方で真冬の寒さまで気温が低下する。2年連続最下位からの巻き返しに向けて招へいした梨田新監督の初陣、ドラフト1位のオコエ(関東第一)のデビューなど何かと話題を集めそうな今季開幕戦。球団が出した結論は「薄暮試合」だった。

 メリットもある。当日は約30億円をかけて改修工事を進めているコボスタ宮城のお披露目の場で、大規模改修の大きな目玉は天然芝への張り替え。ファンは昼間は太陽に、夜間は照明に照らされた天然芝を見ることができる。全面LED化したスコアボードも含め、日が落ちる試合後半は幻想的な雰囲気が楽しめるはず。リニューアルする球場に対するファンの期待も高く、バックネット裏前段で約40万円の「VIPシート」など年間シートの売れ行きも好調だ。

 相手も2年連続で日本一のソフトバンクと申し分ない。既に開幕投手に内定しているエースの則本はこの日、コボスタ宮城の室内練習場で自主トレを公開。約40メートルの距離で矢のような軌道のボールを投げるなど順調に調整を続けている。新人から4年連続で大役を務めれば、2リーグ制となった50年以降では史上初の快挙。「もちろん(開幕投手を)目指すけど、決めるのは首脳陣の方々。自分のやれることをやりたい」と静かに闘志を燃やす一方、今季の目標については「全てにおいてキャリアハイを目指したい」ときっぱり言った。

 則本の第一球で幕を開ける2016年シーズン。薄暮の空の下、天然芝に張り替えられたコボスタ宮城が熱気に包まれる。

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