DeNA、ハマスタ運営会社買収成功か 株式過半数取得の見通し

[ 2016年1月20日 19:01 ]

 プロ野球DeNAが本拠地横浜スタジアムの運営会社、株式会社横浜スタジアムを連結子会社化するために実施した株式公開買い付け(TOB)で、株式全体の過半数を取得できる見通しとなったことが20日、関係者の話で分かった。

 昨年11月にTOBを開始し、この日が期限だった。21日に球団が記者会見を開く。南場智子オーナーは株式取得状況について明言を避けながらも「(状況は)大変にいい。株主の皆さまの信任をいただけたと思っている」と前向きに話した。

 買収の成功により、今後は球団と球場の一体経営が実現する。これまでは大半が球場の収入となっていた看板広告料なども球団に入るため、赤字が続く野球事業の収入増につながる。

 また球団は米大リーグをイメージした段階的な球場改修を続けており、現在の人工芝を天然芝へと張り替える計画もある。球場を運営することで、将来的な大規模改修に向け、迅速な意思決定が可能となる。

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2016年1月20日のニュース