栗原娘3人、上2人は広島で待つ 頑張るパパの姿届ける

[ 2016年1月20日 05:30 ]

バランスボールに座り、ティー打撃を行う栗原(右)

 広島を退団し、楽天に新加入した栗原が大阪府内で自主トレを公開。仙台と広島で離れて暮らすことになる2人の娘のために、定位置奪取を誓った。

 「上の子は覚えているが、次女は僕が1軍でやっている記憶がない。良いところを見せたい」。3人姉妹の父親だが、小学4年の長女・心愛(ここあ)さんと1年の次女・心暖(このん)さんは学校の関係で広島に残り、妻・聖良さんと昨年生まれた三女・心杏(みあん)さんの3人で仙台で生活を始める。2人は聖良さんの両親が世話をするという。13年5月を最後に1軍出場がなく、当時まだ4歳の心暖さんはパパの勇姿を知らない。遠く離れた広島に元気な父親の姿を見せるには1軍で活躍するしかない。

 打撃練習では「大きく変えることはない。今までやってきた感覚を多く出せるように」とフォーム固めに専念。バランスボールに座り、体の使い方を確認しながらティー打撃を繰り返した。通算153本塁打の大砲も新天地では、レギュラーの保証はない。「キャンプからアピールして全試合出場が一番の目標」と決意を語った。(徳原 麗奈)

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2016年1月20日のニュース