阪神 今年も野生虎保護に協力 徳川家18代目宗家当主が依頼

[ 2016年1月20日 07:20 ]

今年も阪神は野生虎保護に協力する

 徳川将軍家の期待に応え、今年も虎の保護にひと役買う!阪神の坂井信也オーナー(67)、四藤慶一郎球団社長(55)らが19日、大阪・野田の電鉄本社で公益財団法人世界自然保護基金(WWF)ジャパンの徳川恒孝代表理事(75)の表敬訪問を受けた。なんと徳川代表は江戸幕府を開いた徳川家康から数えて18代目の徳川宗家当主。「タイガース」を名乗る縁もあって、やんごとなき人物から野生虎保護への協力を要請され、可能な範囲での支援を約束した。

 「社会貢献活動の一環として、引き続き、タイガースとしてできることに関しては、協力していきたいと思っています」

 猛虎を代表して、四藤球団社長が野生虎保護への協力を惜しまない姿勢を示した。すでに阪神は昨年から試合開始前に甲子園球場内オーロラビジョンを活用してWWFの活動を紹介。また球団公式ホームページ内でも、WWFをリンク先として表示するなど支援を続けてきた。もちろん今季もその活動を継続。それ以外にも、協力可能な活動を支援していく。

 WWFは自然環境の保全、野生生物の保護などを目的とする基金で、その一環として絶滅危惧種に指定されている野生虎を含むネコ科動物の保護に取り組んでいる。WWFの広報室は「阪神さんとのご縁は前々回の寅年(1998年)にいただきました。今回は昨年のお礼と『引き続きよろしくお願いします』ということです」と徳川代表理事の電鉄本社訪問の経緯を説明。その上で「タイガースさんの協力もありシベリア、ブータン、インドなどで(野生虎の)個体数の増加が確認されましたし昨年はネパールでの密漁がゼロでした」と“タッグ効果”が表れていることも明かした。

 今季の猛虎は、およそ400年前に天下統一した徳川将軍家の期待にも応えながら、日本一ロードを突き進む。

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2016年1月20日のニュース