読売新聞側の控訴棄却 清武氏に賠償請求も“営業秘密ではない”

[ 2015年12月25日 05:30 ]

 未掲載の原稿データを無断で第三者に渡したとして、読売新聞東京本社が巨人の元球団代表清武英利氏(65)に1100万円の損害賠償などを求めた訴訟の控訴審判決で、知財高裁は24日、一審に続いてデータの複製禁止や廃棄、弁護士費用30万円の支払いのみを認め、読売側の控訴を棄却した。

 原稿データは、読売新聞東京本社の運動部が取材、蓄積していた長嶋茂雄元監督に関するもの。高裁の清水節裁判長は「データには広く知られている情報が多く含まれ、営業秘密ではなかった」と指摘し、賠償増額を認めなかった。

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2015年12月25日のニュース