Rソックス上原 昨季の不調は「肉体的な問題」 地元紙に語る

[ 2015年2月17日 18:25 ]

レッドソックスの上原 (AP)

 レッドソックスの上原がボストンの地元紙に対して昨季終盤の不振について口を開いた。取材はレッドソックスのキャンプ地であるフロリダ州フォートマイヤーズで通訳を介して行われた。

 昨季の上原はヤンキース・田中の代役ながらも7月のオールスターに選出されるなど、中盤までは前年の勢いそのままに活躍を見せていた。しかし、8月下旬からはリリーフ転向後ワーストとなる1試合5失点を喫するなど突如として不振に陥り、結局、ファレル監督との話し合いの末、9月上旬にクローザーの座から外れることになった。

 上原は「当時は語らなかったけれど、終わったことだから」と前置きし、その不振の理由を「疲労からではなく、肉体的な問題によるものだった」と語った。具体的に体のどのあたりに問題があったのか気になるところだが、チェリントンGMによれば「腰に問題があった」とのこと。

 さらに取材は進み、オフにレッドソックスと結んだ再契約について、4月に40歳となる上原は「年齢を考えると、あの契約は重要だった」と述べ、16年まで2年総額1800万ドル(契約当時のレートで約19億9800万円)という内容に納得の様子。そして、「オフの交渉はレッドソックスのみで、他の球団への移籍は頭になかった。複数年契約してくれたことで、オフの不安を消し去ることができた」と続け、球団に感謝していた。

 今季も上原はクローザーの最右翼であることは変わりないが、チームにはカージナルス時代に試合の最後を任された経験のあるムヒカ、レンジャーズから新加入のオガンド、そして同じ日本人投手の田沢と他にもその候補はいる。

 「自分がクローザーであるという保証はない。その役割を奪わないといけない」。上原は力強くそう語り、その地位を確立してもおごらない姿勢を見せていた。

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2015年2月17日のニュース