ヤク杉浦2回0封!高津コーチ「先発でフル回転がチーム浮上の条件」

[ 2015年2月17日 05:30 ]

<ヤクルト・韓国SK>2回を1安打無失点に抑えた杉浦

練習試合 ヤクルト2―3韓国・SK

(2月16日 浦添)
 ヤクルト期待の2年目右腕・杉浦が、実戦初戦で持ち味の制球力を見せた。2回を投げ1安打無失点。初回は1死から左前打で出塁を許すも一塁走者をけん制で刺し「最初の実戦にしてはまずまず。けん制やクイックもできたので良かった」とうなずいた。初回にはスプリットで、2回は直球で空振り三振も奪った。

 新人だった昨年の春季キャンプ中に右肘じん帯部分断裂で離脱。9月に復帰すると4試合に先発して2勝を挙げた。今季は1年間ローテーションを守ることを目標に掲げているが、その潜在能力は首脳陣の評価も高く、高津投手コーチは「彼が先発でフル回転してくれることが、チームが浮上する条件」とまで言い切った。

 小川、石川、成瀬に続き開幕ローテーション入りは確実。3月27日からの開幕カードで対戦する広島・吉年滝徳球団部情報課主任も「質のいい直球を投げていた。昨年のドラフト1位ですし、ヤクルトのエース級として今後も見ていかないと」と警戒レベルを最高潮まで高めた。新人王の資格も持つ背番号18の存在感は、日に日に増している。

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