デーブ野球は「どんどん走るギャンブル」 7盗塁で監督1勝

[ 2015年2月17日 05:30 ]

<楽天・韓国KIA>4回無死一、三塁、一走の島内が二盗を決める

練習試合 楽天16―2韓国・KIA

(2月16日 金武町)
 やはり「失敗は成功のもと」だった。楽天は韓国・KIAとの練習試合で7盗塁と走りまくって大勝した。「“超”機動力野球」をテーマに掲げる大久保監督は、監督としての対外試合初勝利に「きのう(15日)の試合ではアウトになったが、消極的にならずトライしてくれた」とうなずいた。

 15日の韓国・サムスン戦では4度盗塁を試みて全て失敗。零敗を喫したが、選手たちは失敗を恐れず、次の塁を狙う姿勢を見せた。象徴的なのが4回2死一、三塁の場面だ。一塁走者の島内が二盗。間髪入れずに三塁走者の岩崎が本塁に突っ込み、重盗で1点を奪った。「どんどん走るギャンブルみたいな野球をみんなやってくれている」と指揮官も大満足だ。

 17日の阪神との練習試合(宜野座)は、前監督の星野仙一シニアアドバイザー(SA)が観戦する。大久保監督は「韓国のデータがない選手より、手の内を分かり合えてやる試合の方が戦いやすい」と不敵に笑う。闘将の前でも勝ちにこだわり、徹底的に走る。

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