日本ハム 大谷、3回をノーヒット投球、圧巻の6奪三振

[ 2015年2月17日 13:57 ]

練習試合 日本ハム―韓国・KIA

(2月17日 沖縄・名護)
 日本ハムの大谷翔平投手(20)が17日、名護で行われた韓国・KIAとの練習試合に先発し3回を無安打1四球で無失点。打者10人から6三振を奪う好投をみせた。9日の紅白戦に続く今季2度目の登板で、最有力の開幕投手獲りへしっかりアピールした。

 初回から圧巻の投球だった。セットポジションでの投球。まずは先頭のカン・ハンウルを伸びのある速球で空振り三振に斬ってとると、続くチェ・ヨンギュは外角低めへの152キロの直球で見逃し三振。3番キム・ダウォンとの対戦では154キロをマークし、最後は空振り三振に仕留めて3者連続三振の立ち上がり。

 2回は4番ナ・ジワンを中飛、5番ファン・デインは低めへの変化球で空振り三振、6番イ・ジョンファンは三ゴロに打ち取った。3回も2者連続三振で2死。9番キム・ミヌにフルカウントから外角直球がわずかに外れて四球を与えたが、続くカン・ハンウルを二ゴロに打ち取って、予定の3イニングを投げ終えた。

 前日16日には「この時期なので(相手は)積極的にくると思う。しっかりとストライク先行でいけたらいい」と話していた大谷。その言葉通り、この日はストライク先行で打者を追い込んでいった。 

 今季初の実戦マウンドとなった前回の登板では、味方の失策もあって2回を2安打1失点(自責0)、2四球2三振。最速155キロをマークした。それでも制球に安定感を欠いた投球で、栗山監督から「良かったところはなし」とダメ出しされたが、この日はしっかりと“修正”してみせた。

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2015年2月17日のニュース