楽天ドラ4フェルナンド バレ目標「指定席」4番狙う右の大砲

[ 2015年1月18日 10:10 ]

数少ない右の大砲として期待がかかるフェルナンド

 両親はブラジル人で父方の曽祖母が日本人の日系4世。楽天ドラフト4位のルシアノ・フェルナンド外野手(22)は父の仕事のため、5歳でブラジルから日本に移住した。幼少期は当たり前のようにサッカーボールを蹴る毎日だった。野球を始めたのは小学4年。体が大きかったこともあり、バットを振ってみたら「誰よりも遠くに飛ばせた」と振り返る。

 小中高大、全てのチームで4番を務めた。背筋力は304キロを誇り、逆方向の右への長打力が持ち味だ。白鴎大では1年春から外野のレギュラーをつかみ、3学年先輩の楽天・岡島、ソフトバンク・塚田とクリーンアップを組んだ。関甲新学生リーグで通算17本塁打。ティー打撃を始める際、最初に右手一本だけで50球以上打つ。この練習法は先輩2人から教わり、「右方向に打つには右手の押し込みが大事」と今でも取り入れている。

 目標とする選手はヤクルト・バレンティンだ。「どこにでも打てるし、チャンスに強い」。タイミングの取り方や初球からフルスイングする姿勢などを参考にしている。チームの昨季本塁打数は12球団最少の78本だった。数少ない右の大砲として、プロでも「指定席」の4番の座を狙う。

 日本語と母国のポルトガル語に加え、スペイン語、英語を話せるマルチリンガル。趣味は「外国の物が好き」とインターネットを使った海外製品の購入で、好きな食べ物はブラジルの肉料理シュラスコ。母国愛が強く「ブラジル人として誇りを持っているし、常にそういう思いを忘れたくない」と寮の自室にはブラジル国旗を飾っている。

 夢はブラジル代表としてWBCで優勝すること。「サッカーもいいけど、野球も楽しいよ、とブラジルの子供に教えたい」。将来的に日本で磨いた技術を「野球後進国」の母国に伝える。それがフェルナンドの願いであり、使命だ。

 ◆ルシアノ・フェルナンド 1992年4月13日、ブラジルのマトグロソドスル州生まれの22歳。5歳で日本に移住、群馬県太田市立宝泉南小4年から「宝南スピリット」で野球を始める。桐生第一では甲子園出場なし。高校通算22本塁打。白鴎大に進んで1年春から外野のレギュラー、関甲新学生リーグでは1年春に打点王、2年秋に首位打者、4年春に本塁打王、打点王、ベストナインを獲得。1メートル75、79キロ。右投げ右打ち。

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