ドラ2横田、将来はミスタータイガースに 背番24検討

[ 2013年11月15日 09:20 ]

入団交渉を終え、田中スカウト(左)から帽子をかぶせられる横田慎太郎

 阪神からドラフト2位指名を受けた横田慎太郎外野手(18=鹿児島実)が14日、鹿児島市内のホテルで入団交渉に臨み、契約金6000万円、年俸720万円(金額は推定)で仮契約を結んだ。背番号は未定。左の長距離砲は早速“掛布塾”への入門を希望。1年目から1軍に食い込み、浜風を味方に付け、将来的にはミスタータイガースと呼ばれるまでの活躍を誓った。

 仮契約を終えた横田は会見場で表情を引き締め、やや緊張した面持ちで口を開いた。

 「クリーンアップを打てるような選手になりたい。将来的にですが、活躍して、そう(ミスタータイガース)呼んでいただけるようになれたらうれしく思います」

 いつか、ミスタータイガースと呼ばれる日を思い描いた。

 願ってもないチャンスが巡ってくる。同じ左打者のミスタータイガースに教えを請うことができる。安芸・秋季キャンプから若虎を指導する掛布DCについて聞かれると、「教えてもらうことができたら、すべて自分のものにして、結果として表したい」と目を輝かせた。

 「3年間、甲子園に行くためにやってきた。できなかったので、甲子園で活躍している姿を応援してくれるみなさんに見せたい」。足を踏み入れることができなかった憧れの聖地で放つアーチに思いをはせた。

 高校通算29本塁打。「引っ張るだけじゃなく、センターから左に長打も打てる。逆方向が一番得意です」と胸を張る。

 左打者にとって甲子園の浜風は難敵となるが、掛布DCは現役時代、甲子園特有の浜風を利用して左方向への本塁打を量産した。通算349本塁打中、左翼へは103本を放った。

 「鹿実のグラウンドも(甲子園の浜風と)同じようにセンターからレフトに風が吹いている。そこは練習とか練習試合でやっているので、得な部分があるかなと思います」。浜風を味方にアーチ量産を誓った。

 今季限りで引退した桧山氏がつけていた背番号「24」を与えることも検討されており、近未来の生え抜き4番としても期待がかかる。

 「走攻守すべてにおいてレベルを上げていかないといけない」。高校時代は投打の主軸として活躍も、プロ入りへ向けて外野の守備練習に重点を置く毎日が続く。

 父と同じプロの舞台へ。3拍子揃った期待の高校生は「1年目から1軍で活躍したい」と頼もしかった。

 ▼阪神・田中担当スカウト 高校生にしたらパワーはある。さらにパワーをつけてやってもらいたい。

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2013年11月15日のニュース