金曜は無傷5連勝!阪神 良太だ、鳥谷だ一発攻勢10点

[ 2013年4月27日 06:00 ]

<D・神>5回、2号2ランを放った阪神・鳥谷(左から2人目)は出迎えたナインとポーズを決める

セ・リーグ 阪神10-5DeNA

(4月26日 横浜)
 満月の夜。美しいアーチが横浜の夜空にかかった。2―0とリードした4回1死。兄・新井の左翼線二塁打に続き、打席に入った新井良は高崎の132キロスライダーをすくい上げると、バットを高々と放り投げた。白球は黄色一色で染まる左中間最深部へ。今季24試合目で飛び出した待望の1号だった。

 「早く1本欲しいというのが正直な気持ちだったので、よかったです」

 今季は開幕から4番を務めたが、5日の広島戦(マツダ)で左太腿裏に軽い肉離れを負って離脱。代わって4番に座ったマートンが好調で、打順は7番に下がった。「肉離れは自己管理能力の欠如」。再び4番の座を取り戻すには結果を出し続けるしかない。打者一巡の猛攻で6点を挙げて試合を決めた5回にも、1死一、二塁から右前打。藤井彰の押し出し四球、西岡の3点二塁打を呼んだ。「ああいうのも大事」。本塁打の後のつなぎの一打にうなずいた。

 5回には元気がなかった3番・鳥谷にも17試合ぶりの一発となる2号2ランが飛び出した。前夜の中日戦(ナゴヤドーム)は0―1で敗れ、投手陣の奮闘に応えられなかった打線が、今季初の2桁得点と爆発。和田監督は新井良の一発に「久しぶりに振り抜けた。“良太、いつ打つんや?”という毎日やったから」と胸をなで下ろした。

 これで金曜日は無傷の5連勝となった。首位・巨人とは4・5ゲーム差。独走を許すわけにはいかない。

 ▼阪神・鳥谷(5回の2号2ランなど3打点)どんどん振っていこうと考えた。しっかりスイングできて良かった。

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2013年4月27日のニュース