侍対決は両者譲らず!内海、マエケンとも8回1失点

[ 2013年3月31日 16:53 ]

巨人戦に先発し、8回を1失点の広島・前田健

セ・リーグ 巨人3―2広島

(3月31日 東京D)
 WBC日本代表の巨人・内海と広島・前田健が先発で投げ合い、内海は8回5安打1失点(自責0)、7三振2四死球、前田健は8回5安打1失点、6三振とお互いエースらしい好投を見せた。

 内海は1回、先頭打者の菊池にスライダーを中前に運ばれた。2番の丸には送りバントを決められ、1死二塁と得点圏に走者を許すも、広瀬を右飛、エルドレッドはチェンジアップで空振り三振に抑えて、ピンチをしのいだ。

 対する前田健は初回、多彩な変化球を使い、長野と脇谷をニゴロ、坂本を遊ゴロに抑え、三者凡退の上々の立ち上がりを見せた。

 2回以降もそれぞれの持ち味を生かした投球で、テンポよく試合が進んだ4回に試合が動く。内海が広瀬、エルドレッドに連続安打を許し、鈴木をスライダーで空振り三振にとるも、続く梵の三ゴロでダブルプレーを狙ったが二塁手・脇谷が一塁へ送球ミス。この間に走者が生還し不運な形で先制点を献上した。

 その後は、息詰まる投手戦を繰り広げ、再び試合が動いたのは7回。それまで巨人打線を2安打に抑えていた前田健は、坂本にスライダーを左中間に運ばれ同点に追いつかれた。

 内海は、8回1死二塁の場面で、代打石井と交代。前田健も9回からミコライオにマウンドを譲った。

 試合後に、原監督は内海の好投に「エース対決で、素晴らしい投球だったと思う」好投したエースを称えていた。

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