藤浪 6回2失点7Kも敗戦投手…最速先発デビュー飾れず

[ 2013年3月31日 15:32 ]

<ヤ・神>1回1死一、三塁、畠山に中前適時打を打たれる藤浪

セ・リーグ 阪神0―2ヤクルト

(3月31日 神宮)
 阪神のドラフト1位・藤浪晋太郎投手(18=大阪桐蔭)が31日、ヤクルト戦(神宮)に先発し、公式戦初登板。6回で105球を投げて3安打2失点(自責1)、4四球7奪三振だったが、打線の援護がなく敗戦投手となった。

 藤浪は1回、プロ初球で150キロの直球を投げ込んで1ストライク。2球目の148キロの直球で田中浩を打ち取ったが、一塁・新井良の失策で無死一塁といきなり走者を出した。続く上田の場面で3ボールからの直球で151キロを記録したが、四球を与えて無死一、二塁のピンチ。続くミレッジには直球で押して右邪飛。畠山は直球を詰まらせたが、中堅・大和の前にポトリと落ちる適時打で先制点を献上した。5番岩村はスライダーでのけぞらせて見逃し三振に斬り、相川は三邪飛に打ち取って1点でしのいだ。

 2回、雄平、川島に連続四球を与えて無死一、二塁とこの回もピンチ。しかしそこから立ち直り、バントを狙った八木を空振り、田中浩を直球で空振り三振、上田もスライダーで空振り三振に斬り、三者連続三振で切り抜けた。

 3回、先頭のミレッジに右前打を浴びてこの回も先頭打者を出したが、続く畠山を直球で三飛、岩村はワンバウンドのボールで2打席連続三振斬り。相川を歩かせて2死一、二塁としたが、雄平は内角の直球で空振り三振に抑えた。

 4回は初めて3人で終えた。川島を直球で二ゴロに抑えると、八木は直球3球で空振り三振。田中浩もオール直球で二ゴロに打ち取った。

 無駄な力が抜けた藤浪は5回も三者凡退。上田を146キロの直球で二ゴロ、ミレッジをカットボールで遊ゴロ、畠山も直球で遊ゴロと、この回は11球で終えた。

 6回は先頭の岩村を直球で中飛、相川も直球で中飛と3球で簡単に2死を奪う。しかし甘く入ったフォークを雄平に捉えられ、右翼席へのソロ本塁打。プロ初被弾で2点目を許した。続く川島は二ゴロに打ち取った。

 藤浪は0―2の6回1死一塁の場面で代打・新井貴を送られた。

 開幕3戦目での先発は、高卒新人では1965年のドラフト制導入後では史上最速。1999年の松坂(当時西武)、2005年の涌井(西武)は開幕4試合目で登板した。

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