浩二監督 杉内はリリーフの切り札「彼が一番働いてくれる」

[ 2012年12月17日 06:00 ]

前回大会でも中継ぎとして活躍した杉内

 来年3月開催のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、侍ジャパンの山本浩二監督(66)が15日(日本時間16日)、滞在先の米ハワイで杉内俊哉投手(32、巨人)をリリーフ陣の切り札として起用する意向を明かした。

 本来は通算115勝の先発タイプだが、中継ぎの適応能力もある杉内にセットアッパー、クローザー、さらにはロングリリーフの1人3役を求める。3連覇を目指し、万能左腕が日本代表のジョーカーとなる。

 国内組で編成された侍たちの中で、杉内は唯一の3大会連続メンバーとなる。そんな左腕について、山本監督はひそかに温めてきたプランを明かした。

 「杉内は先発、第2先発の後の6回くらいからいけるし、終盤の勝負どころの起用もある。彼が一番働いてくれるとの思いがある。僅差の試合なら最後までいくことも考えられる」

 セットアッパーからクローザーまで、まさに「ジョーカー」的な存在として期待する。5月30日の楽天戦(東京ドーム)でノーヒットノーランを達成するなど巨人では先発だが、過去のWBCでは全てリリーフ登板し適性を見せてきた。09年は5試合に登板し、6回1/3を無安打投球。準決勝、決勝で連投も経験している。その映像を見た指揮官は、「真ん中の球でも打者は空振りしていた。出どころが見にくいし、145キロでもタイミングが合わない」と確信している。

 球数制限の中で1試合2人の先発投手を立てるが、杉内をそこに含めない。代表候補の投手16人の中に、絶対的なクローザーもいない。「順調なら浅尾(中日)が最有力候補だが、今年も戦列を離れたこともあったし、2月の状態を見ないと」。山本監督は摂津(ソフトバンク)ら複数の候補を試し、3月2日の1次ラウンド初戦のブラジル戦までにはクローザーを固定させたい方針。だが、確立できなかった場合は、杉内にかかる期待はさらに増す。

 今大会ではエース番号の背番号18を背負う杉内。左肩違和感についても「検査でも問題はなかった」とし、大会までに調整可能であることを明かしている。先発の軸が田中(楽天)、前田健(広島)なら、救援陣は杉内が中心となる。

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