初球を迷いなく…イチロー大一番で持ち味「最後に締めることができた」

[ 2012年10月13日 10:54 ]

リーグ優勝決定シリーズ進出をジーター(右)と喜ぶヤンキースのイチロー

ア・リーグ地区シリーズ第5戦 ヤンキース3―1オリオールズ

(10月12日 ニューヨーク)
 イチローが第1戦以来となる打点を挙げ、リーグ優勝決定シリーズ進出に貢献。レギュラーシーズンでも「最後まで苦しめられた」東地区のライバルとの激闘を制し、「最後にこうやって締めることができた。(相手は)本当にすごいチームだった」と話した。

 2勝2敗で迎えた最終戦を前に、「しんどい日になるとは思っていたが(ことしの戦いが)終わるイメージはしていなかった」という。チームは4回まで無安打に抑えられたが、5回にテシェイラ、イバネスの連打で先制し、6、7回にも追加点。イチローは1点リードの6回1死一塁、初球の146キロの直球を迷わず振り抜き、右中間フェンス直撃の二塁打。ジーターが一塁から一気に生還し、チームに2点目をもたらした。

 地区シリーズ4試合で20打数4安打と調子は良くなかったが、大一番で持ち味の積極性を発揮。今季2度目のシャンパンファイトでは、子どものような笑顔ではしゃいだ。

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