ソフトバンク逃げ切って先勝!摂津 要所締めて8回4安打0封

[ 2012年10月13日 15:58 ]

<西・ソ>西武に勝利し、森福(19)を迎えるソフトバンク・摂津(中央)。右はファルケンボーグ

パ・リーグCSファーストS第1戦 ソフトバンク2―1西武

(10月13日 西武D)
 パ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージが13日に開幕。西武ドームで第1戦が行われ、リーグ3位のソフトバンクが同2位の西武に2―1で破り、先勝した。ソフトバンクは第2戦で勝てばファイナルステージ進出が決まる。

 ソフトバンクは先発・摂津が毎回走者を許すも、緩急を織り交ぜて要所を締め8回4安打無失点と好投。打線は好機を確実に生かした。

 1回、ソフトバンクは1死から長谷川が中前打で出塁。しかし内川が右飛、4番ペーニャは空振り三振に倒れ、先制機を逃した。西武はその裏、先頭の浅村が直球で空振り三振に倒れると秋山、中島も凡退。3人で攻撃を終えた。

 2回、ソフトバンクは松田の左前打、多村の右前にポトリと落ちるヒットで1死一、三塁。今宮は1ボールからの2球目、体の正面に来たボールに体勢を崩しながらも執念でスクイズを決めて、チームに先制点をもたらした。その裏、西武は2死からヘルマンが内野安打も、後続が倒れた。

 3回、ソフトバンクは先頭の本多が三塁打で出塁。1死から内川が中前へ適時打を放って1点追加。松田の右前打でなおも2死一、三塁と追加点のチャンスも、6番小久保は二ゴロ。西武はその裏、9番原が二塁打も後続が凡退した。

 4回、ソフトバンクは2死から細川が死球で出たが、本多二ゴロでチェンジ。西武は中村が死球で出塁もオーティズ、ヘルマンは凡退した。

 5回、西武・牧田はこの試合初めての三者凡退。長谷川、内川、ペーニャをいずれも直球で打ち取った。その裏、西武は先頭の大崎が中前打出塁し、炭谷の犠打で1死一、二塁。しかしまたも後が続かず、この回も0点に終わった。

 6回、ソフトバンクはまた三者凡退。牧田は直球にスライダー、チェンジアップを交えて的を絞らせなかった。西武は1死から中島が右前打で出たが、4、5番の一打が出なかった。

 尻上りに調子を上げる牧田は7回も3人で終了。しかし打線はヘルマン、大崎が凡退、代打・上本も三振に終わり、牧田を援護できない。

 8回も牧田はチェンジアップで長谷川を右飛、カーブで内川を三ゴロに打ち取ると、ペーニャは直球で追い込んでチェンジアップで空振り三振斬り。西武はその裏、四球に相手失策を絡めて1死一、二塁のチャンスも、中島が摂津のシンカーを打ち損じ、三ゴロ併殺打。この試合最大の得点機を逃した。

 9回、ソフトバンクは2死から多村が中前打も代走・中村が盗塁失敗で3アウト。その裏、2番手ファルケンボーグが2番手で登板も、中村に四球、続くオーティズは左二塁打、ヘルマンも四球で無死満塁と一打逆転のピンチを招き、1死も取れないままマウンドを下りる。3番手・森福が登板も、代打カーターの遊ゴロの間に三走が生還し1点差。なおも1死二、三塁となったが、上本は遊飛、代打・高山も中飛に終わった。

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