イチ ヤ軍デビューから11戦連続安打 球団新記録樹立

[ 2012年8月6日 06:00 ]

<ヤンキース・マリナーズ>3回、ヤンキースのイチローはヘルナンデス(左)から右前打を放つ

ア・リーグ ヤンキース0―1マリナーズ

(8月4日 ニューヨーク)
 ヤンキースのイチローが古巣のマリナーズ戦で、ヤ軍デビュー戦から11試合連続安打をマーク。1920年以降にシーズン途中に加入した選手として、球団新記録を打ち立てた。3回、先頭で外角高めの91マイル(約146キロ)を引っ張り、飛び付いた一塁手のミットをはじく右前打を放った。

 相手先発のヘルナンデスとはマ軍時代に投打の顔として低迷するチームを引っ張った間柄。電撃移籍後2試合目の7月24日にも対戦し、2打数1安打で死球も受けた。その際「自分が最後までいく、絶対120球は投げる、という気持ちがいい」と印象を語っていたが、その右腕が許した2安打のうちの1安打。ジョー・ジラルディ監督が「全ての球種と制球が良かった」と完敗を認めた中で貴重な一打となった。

 1920年以降で、ヤ軍デビューからの連続試合安打記録は、新人や移籍などを問わず、98年にドン・スロートがマークした12試合が最長。この記録にもあと1試合に迫った。マ軍時代に数々の記録を打ち立ててきたヒットメーカーは、名門チームでも記録を残す。

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2012年8月6日のニュース