阪神・歳内 福島凱旋登板で自己最速148キロ

[ 2012年8月6日 06:00 ]

野球教室で小学生の投球を見守る(左から)西武・平野と阪神・歳内

NPBベースボールフェスタin福島 NPB12球団選抜9―0オール福島

(8月5日 開成山球場)
 日本野球機構(NPB)が主催する東日本大震災復興支援「ベースボールフェスタin福島」が5日、郡山市の開成山球場で行われ、NPB12球団選抜と県内の大学・社会人選抜で構成されたオール福島が対戦。先発した地元・聖光学院出身の阪神・歳内の好投などでNPB12球団選抜が9―0で快勝した。

 歳内の初球。スコアボードには「148キロ」と掲示された。福島凱旋登板で自己最速を更新。高校時代から慣れ親しんだマウンドに「投げやすかった。テンポよく投げられた」と声を弾ませた。140キロ台後半の直球を中心に2回を1安打2奪三振、無失点に抑えた。5728人の観衆に交じって見守った野球部の同期たちにもプロで成長した姿を披露。昨年3月11日は福島県内の野球部寮で震災を体験した。「自分も被災したけど、こうやって皆さんの前でプレーできてうれしく思う」とメッセージを送った。

 ▼ロッテ・神戸(2回に先制の右越え2ラン)相手がいい球を投げていたので、しっかり振った。(支援は)継続することに意味があると思う。

 ▼NPB・下田邦夫事務局長 来年以降もこのようなイベントを続けて支援していきたいと考えています。

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2012年8月6日のニュース