“春男”福留 日本人投手打って定位置奪取だ

[ 2012年3月1日 06:00 ]

キャンプインし、キャッチボールをするホワイトソックス・福留

 ホワイトソックスに移籍した福留が日本選手で最後のキャンプインを迎えた。3時間の練習を終えると「家を出て右へ行くか左へ行くか。僕にとってはそれだけの違い」と同じシカゴを本拠地とし、昨季途中まで3年半所属したカブスとの違いをサラリと語った。

 今季は日本人対決の激増が予想される。ア・リーグには9人の投手が所属し、4月だけでも7カード中、4カードで対戦の可能性がある。開幕カードのレンジャーズにはダルビッシュがおり「(試合を)休みます。以上」と笑いつつも「あれだけの投手。頭一つ日本の中では抜けてきている」と熱い視線を送った。日本で何度も対戦したレ軍・上原との5年ぶりの再戦、米国で通算打率.400と得意にする黒田(ヤンキース)との対決も実現が濃厚だ。

 4月(3月を含む)は通算打率.345の春男。得意の季節に日本人対決を制すことができれば、1番・右翼の座は確固たるものとなる。「4年間、中途半端なまま全てが終わってしまった。常に試合に出られるようになれば」とメジャー5年目の決意を固めた。

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2012年3月1日のニュース