由規 復興支援ソング歌う「気持ちが入りました」

[ 2012年3月1日 06:00 ]

ヤクルトの由規は、復興支援ソングのレコーディングを終えサムアップ

 被災者の鎮魂、復興への願いを込めて歌い上げた。ヤクルト・由規が、東京都港区で、NHK東日本大震災プロジェクトの復興支援ソング「花は咲く」(作詞・岩井俊二、作曲・菅野よう子)のレコーディングに臨んだ。

 被災地である宮城県仙台市出身ということで歌唱依頼を受け、プロ野球の現役選手では唯一の参加となった右腕は「気持ちが入りました。話が来たときに即答でやらしてくださいと答えました」。震災では仙台育英時代にバッテリーを組んだ斎藤泉さん(享年22)が亡くなった。さまざまな思いを背負っての「歌手デビュー」だ。

 千昌夫、西田敏行ら東北出身の著名人34組がリレー形式で歌い、由規はサビの2フレーズを担当した。菅野氏は「声が清潔で勘がいい。テーク1でOKが出たのは、ほかにさとう宗幸さんだけ。本当に歌手になってほしいくらい」と絶賛。同曲は10、11日のNHK総合テレビの震災関連番組などで披露される。

 「毎月11日になると震災から何カ月たったんだなあ、とか思います」。震災から1年となる3月11日には広島とのオープン戦(福島)が予定されており、「(11日は)投げるかわからないけど、投げたら気持ちも入ると思います」と今度はマウンドで復興への祈りをこめる。

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2012年3月1日のニュース