井端“父の顔” 安全ボールでキャッチボールしよう

[ 2011年12月12日 06:00 ]

キッズデザインフェスタでチビっ子のキャッチボールを見つめる井端

 「日本プロ野球選手会キッズデザインコラボレーションフェスタ」が11日、都内で行われた。「キッズデザイン」の活動に選手会が賛同する形で実現。中日の井端弘和内野手(36)、巨人の鈴木尚広外野手(33)ら12選手が参加し、約1000人の親子とキャッチボールやトークショーを通じて触れ合った。

 2部に分かれて行われたイベントは、合わせて約1000人の親子が集まるなど大盛況だった。会場にはキッズデザインによる商品も展示された。キャッチボールで使用したのも安全なキャッチボール専用球「ゆうボール」。中日の井端は「普通のボールでは公園で使えない。ボールに安全性を持たせて、子供たちが広場で遊べる環境をつくりたい」と訴えた。

 トークショーではグラウンドとは違う「親」としての一面ものぞかせた。元テレビ朝日アナウンサーの河野明子さんが、7月に第一子を出産。父になった井端は「人の動きをまねします。変なことはできないですよね」と目尻を下げた。

 選手会は4日に福島県内で「ベースボール・クリスマス 2011」を実施し「キッズデザイン」をアピールした。鈴木は「初めて見たけど凄く興味を持ちました」と目を輝かせた。野球選手は子供に接することが多いため、未来を担う子供や被災地復興への長期的サポートも視野に「キッズデザイン」のサポートを続けていく。

 ◆キッズデザイン賞 子供たちの安全・安心に貢献するデザイン、創造性と未来をひらくデザイン、子供たちを産み育てやすいデザインを顕彰する。07年に第1回が行われ、10年の第4回では、スポニチが発行する日本初の子供向けスポーツ紙「スポニチジュニア」が「フューチャーアクション部門」で優秀賞とキッズデザイン協議会会長賞を受賞。

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