主将と主砲で2位キープ!阿部先制打&ラミ2ラン

[ 2011年9月7日 06:00 ]

<中・巨>3回、完璧な当たりの17号2ランを放ったラミレス

セ・リーグ 巨人5-3中日

(9月6日 ナゴヤD)
 巨人が鬼門で先勝した。6日、敗れれば3位に転落する中日との大事な一戦で主将の阿部慎之助捕手(32)が先制打を放てば、アレックス・ラミレス外野手(36)が2試合連続となる17号2ラン。主軸2人の活躍で快勝した。投げては内海哲也投手(29)が6回6安打1失点でハーラートップの14勝目をマーク。昨季から苦手にしてきたナゴヤドームで貯金を3とした。

 不振で7番に降格していたラミレスは、首位攻防戦に連敗して迎えた4日のヤクルト戦(神宮)で7試合ぶりに4番に復帰した。その試合で7回に試合を決める2ラン。2試合連続弾でライバル・中日の息の根を止めた。9月4試合で16打数6安打、打率・375、3本塁打8打点の好調ぶりを「(トレーニングコーチの)白坂さんと一緒にいい練習ができた」と振り返る。7月13日の阪神戦(甲子園)で右足甲に死球を受けてランニング量を制限したが、患部も癒えた最近では試合前に走り込みなどを敢行。体の切れも戻ってきた。

 主砲が効果的な追加点を叩き出せば、先制点は主将のバットで奪った。2回2死一塁から阿部が中堅フェンス直撃の二塁打。「積極的に打っていこうと思っていました。会心の当たり」。昨季中日戦は9勝15敗と負け越し。ナゴヤドームは9連敗を含む2勝10敗と鬼門だった。今季ここまで6試合3勝3敗ながら打率は・176。1試合平均わずか1・5得点だったが、主砲&主将がけん引した打線は、10安打を放って中日から今季最多の5点を奪った。

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2011年9月7日のニュース