金本、居残りトレで最多スイング!左翼も守った

[ 2011年2月17日 06:00 ]

トス打撃前、ベンチで大爆笑する金本

 打って、投げて、そして守った。右肩故障で個別調整を続ける阪神・金本知憲外野手(42)が16日、慎重に取り組んでいるリハビリメニューで大きな進化が見られた。

 名護での日本ハムとの練習試合には帯同せず、居残り組として宜野座での練習。フリー打撃では前日15日の「61」を大幅に更新する今キャンプ最多の93スイングを記録した。サク越え9本の数字の大小よりも、力強く振ったことに意味がある。

 打ち終わると、そのままグラブを持って左翼のポジションへ。打球を追い、関本の飛球を3本キャッチした。送球はしなかったが、守備に就いたのは今キャンプ初めてだった。

 その後も室内練習場でキャッチボール。最長タイの約40メートルまで離れ、まだ山なりだったものの最多の91球を投げた。すべてのメニューが終わった時には、テレビの収録があった新井以外は誰もいなかった。

 伊藤トレーナーが説明する。「守備に就いたのは“打球を捕ろうかな”と金本さんみずからが言い出したこと。ここまでは思ったよりもいいペースです」。順調であることを、宜野座キャンプ打ち上げ前日で確認できた。キャッチボールの距離の延長や、捕球してからの送球など高知・安芸へ移動してから次のステップに入る。

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2011年2月17日のニュース