１４勝でも現状維持　涌井「差がある」と保留　

　西武の涌井投手が１日、西武ドームで契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸２億円プラス出来高払いを保留した。

　チームトップの１４勝を挙げ、５年連続の２桁勝利をマークした。「自分の思っているところと差があった。本来ならダウン提示というのにびっくりした」と話した。シーズン終盤の８、９月が３勝に終わったこともあって減俸も検討されたが、長年の貢献が評価された。
　交渉の席上でトレーナーの増員なども訴え「粘らないと他の投手も上がりにくいと思う。そういうところでも引っ張らないとと思う」と一歩も引かない構えを示した。
　原は６００万円増の２千万円、星は９０万円増の６５０万円、野田は現状維持の１千万円で更改した。（金額は推定）