「ポスト・西岡」任せろ!荻野貴、遊撃挑戦

[ 2010年12月1日 06:00 ]

契約更改を終えた荻野貴は球団カレンダーを手に笑顔

 ロッテ・荻野貴が30日、千葉マリンで契約更改交渉に臨み、1000万円増の年俸2500万円でサイン。2年目の来季は、ポスティング・システム(入札制度)でツインズから応札があった西岡に代わる「1番・遊撃」を目標に掲げた。

 「チャレンジしてみたい。(遊撃は)守れるのなら守りたい。いくつか守れれば試合に出られる可能性が大きくなる」
 首脳陣が構想を温める中堅から遊撃へのコンバート案。関学大まで守ったポジションだけに不安は少ない。50メートル走5秒6の快足を武器に開幕スタメンを勝ち取った今季は「2番・中堅」としてチームの躍進に大きく貢献。だが5月に右ひざ半月板損傷で離脱し、そのままシーズンを終えた。自身が離脱中に清田、岡田が台頭。今秋ドラフト1位の伊志嶺(東海大)も加わる。左翼・大松と右翼・サブローは不動のレギュラー。中堅定位置争いの激化は誰の目にも明らかで、荻野貴の遊撃挑戦案は自然の流れと言える。
 その荻野貴は今季の出場が46試合に終わりながらチーム最多25盗塁を記録。打率・326の打撃面と合わせてリードオフマンとしての資質も十分ある。「(西岡)剛さんには野球に取り組む姿勢とか教わった。それができるようにやりたい」。ケガなく1年間働けば手が届きそうな盗塁王も「狙いたい」と宣言。イケメン、俊足…西岡と共通点が多い25歳が、スピードスターを継承する。

続きを表示

2010年12月1日のニュース