最大13億6千万円 内川「優勝経験したい」

[ 2010年12月1日 17:22 ]

横浜からFA宣言し、ソフトバンクへの移籍を表明してポーズをとる内川聖一内野手

 横浜から国内フリーエージェント(FA)宣言した内川聖一内野手(28)のソフトバンクへの移籍が1日、決まった。内川が横浜市内のホテルで記者会見し、「ソフトバンクにお世話になります」と表明した。

 大分県出身の同内野手は決断の理由として地元九州でのプレーなどを挙げ、「九州の熱い地で優勝を経験してみたい」と話した。ソフトバンクは年俸変動制の4年契約を提示、総額は最大で13億6千万円になるという。
 内川は1日に横浜との会談で移籍の意思を伝え、広島にも同日に断りの連絡を入れた。
 内川は大分工高から2001年にドラフト1位で横浜に入団。08年に首位打者のタイトルを獲得し、今季まで3年連続で打率3割を記録している。
 ソフトバンクは西武から国内FA宣言した細川亨捕手の獲得にも成功し、海外FA権を行使した多村仁志外野手の残留も決まっている。小林至編成・育成部長は「百点満点以上で120点。うちのニーズに今年の細川君、内川君ほどぴったりなのはいない」と話した。
 ▼ソフトバンク・王球団会長の話 3年連続3割を打っており、実力は証明されている。自分のため、そしてチームのため、思う存分力を発揮してほしい。またホークスには若い選手が多いので、よい手本になってくれることを期待している。

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2010年12月1日のニュース