内川 ソフトB入りは自然の流れ「野球をまじめにやってきてよかった」

[ 2010年12月1日 11:40 ]

ソフトバンク入りを決めた内川聖一内野手

 内川のソフトバンク入りは自然の流れだった。

 昨年のWBCでは日本代表として世界一に輝き、チームが団結して勝つことの喜びを再認識した。しかし、横浜ではクライマックスシリーズ(CS)出場も果たせず、3年連続最下位と低迷が続く。内川獲得に乗り出した広島も優勝争いから遠ざかっている。「優勝を争えるチームで力を試したい」という思いが、パ・リーグ連覇に挑むソフトバンクを選択させたのだろう。
 関係者によると、内川は出身地の大分と同じ九州を本拠地とする球団でのプレーを望むなど、金銭面より環境面を重視していたという。ソフトバンクと11月26日に初めて交渉した際には、王球団会長が同席した。内川は「歴史に残る偉大な方にお褒めいただき、野球をまじめにやってきてよかった」と感激。この時点で、気持ちは既に固まっていた。

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2010年12月1日のニュース