小笠原5000万円増!“生涯巨人”宣言も

[ 2010年11月30日 06:00 ]

4億3000万円の日本人最高年俸で契約を更改した小笠原はジャイアンツカレンダーを手に笑顔

 今季で4年契約が終了した巨人・小笠原が29日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、5000万円アップの来季年俸4億3000万円の2年契約でサイン。現時点で中日・岩瀬と並び日本人で球界トップに躍り出た。主砲はV奪回を最大目標に掲げ、「生涯・巨人」も明言した。

 グラウンドでは見せない柔和な表情だった。日本人の球界最高年俸で契約を更改した小笠原は「優勝と日本一をつかめなかったから残念な1年。オフはしっかり体のケアとトレーニングをしたい」と、早くも来季に向けて気持ちを入れ直した。
 今季は137試合に出場して打率・308、34本塁打、90打点。不動の3番として胸を張れる成績を残したが、チームは先発陣の不振もあってリーグ4連覇を逃して3位に低迷した。常にチームの勝利を優先する男にとって、大幅昇給も素直には喜べない。通算2000本安打まであと11本と迫っているが「早い段階で達成して、1年間、最後までプレーしたい。本拠地での達成が一番だけど他の球場にも巨人ファンはいる。こだわりはない」と、例年と同様にチームのために無心で安打を積み重ねるつもりだ。
 節目の契約更改交渉を終え、人生観についても語った。今回の2年契約を満了する12年の10月には39歳。「アラフォー」の年代となるが「40歳がゴールではない。1年でも長くユニホームを着たい。その先に行くには40歳でも一線で頑張ってないといけない」と決意を語った。
 「引退するまで巨人にいたいか?」という問いにも「そのつもりでいる」と力強く宣言。サムライは、ユニホームを脱ぐまで巨人に身をささげる。

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2010年11月30日のニュース